多様な民族ラフ・シー族
ラフ族の人々は、言語や女性の服装の特徴から、ラフ・シー(黄ラフ)、ラフ・ナー(黒ラフ)、ラフ・ニー(赤ラフ)など、
いくつかのサブ・グループに分類されます。写真の男女はラフ・シー族です。
「ラフ」とは、「虎を狩る人」という意味です。ラフ・シー族は、主に標高1,300メートル以上の山岳地帯に居住し、狩猟が得意な民族として知られています。
ラフ族の人々は、もともとは中国の雲南省に住み、焼畑農耕を続けながら、時代とともにミャンマーに南下したといわれています。ケントン盆地西部と北西部の山岳地帯にラフ・シー族(黄ラフ)の村が幾つかあります。
ラフ族は生存のために団結と協力の原則に強くコミットしています。村のすべての人は、長老たちの意思に従います。彼らの村社会の概念は家族的な共同体にあり、自分たちの古い格言「我らは皆、一家族の “awvi-awnyi”(兄弟姉妹)なのである。」に現れています。