観光スポット・お土産

ケントン!古き歴史の平和な里。

1. ノントゥン湖
Naung Tong Lake

古くから、この自然湖であるノントゥン湖(Naung Tong Lake)の周りに、ケントンの町が築き上げられました。湖は町の中心にあり、湖を一周する全長1,900 mの美しい遊歩道があります。また湖は興味深い歴史や多くの伝説に彩られたもので、町のシンボルと誇りにもなっています。伝説によると、ゴーパラがサンダワジ(古きケントン)の支配者になってから12年後、釈迦が弟子たちとともにこの地域に現れました。当時、地域全体が洪水により浸水し、大きなダミラト湖(Damilat Lake)が広がっていました。釈迦は弟子の一人であるアナンダに話しかけ、自分の死後、北の国からの仙人がこの場所に来て湖の水を抜き、町を建て上げ、やがて三つの民族の人々が住むるだろうと予言しました。釈迦はまた、この町は豊富な食料と水に恵まれるだろうと言ったのです。伝説では、釈迦の死から150年後、中国王の息子である四人の仙人たちがダミラト湖の近くにやって来たと言われています。長男のトンガラティ(Tongarathe)は、自分の超能力を使い、湖の大半の水を流し、その湖畔に町を建てたというのです。数年後、四人の兄弟全員が中国に戻ったあと、まずルワ族(Lwa)の人々がそこに住み着くようになり、やがてクゥン(Khun)という民族がやって来てここに定住したということです。今では、シャンのタイ・クゥン族はケントン地域で最大の民族グループとなっています。ノントゥン湖のほとりでは、湖水を包む美しい丘と、その背後にあるケントン盆地を囲む山々が見えます。湖からそよ風が吹く時や、太陽が沈むころは、運動したり、リラックスするのに最適な場所です。

2. ジョンカム寺院とスンタウン僧院
Jom Kham Temple and Sunn Taung Monastery

ジョンカム寺院(Jom Kham Temple)の別名は、ワット ゾムカム(Wat Zom Khum)。その高さ38メートルのパゴダは、ノントゥン湖の北東側の丘の上にあります。湖のどこからでも眺めることができます。町で最も古い現存する仏教建造物の一つと言われ、13世紀にさかのぼるそうです。伝説によると、昔、湖底であった所にケントンの町が建てられ、丘にはパゴダが建てられ、そこに釈迦の聖髪6本が納められたということです。来訪者は、礼拝堂の金色の壁、釈迦の前世の物語を描いた絵画や、素敵なガラスモザイク等を楽しむことができます。スンタウン僧院(Sunn Taung Monastery)の僧侶の日常生活の様子をちょっと覗いてみるのも、面白くて価値のある経験になるかもしれません。

3. ワットイン寺院&僧院
Wat In Temple and Monastery

伝説によると、西暦821年、ワット・パー・ピュー村の村長であるナイ・サマウォンが仏像の建設プロジェクトの先頭に立ったとき、像の作製は頭以外は簡単に完了しました。職人たちが自分の仕事に満足できず、100個の蜜蝋を守護霊たち(ナッ)に献げ、助けを求めました。 12日後のカソネ満月の日に、白い髪とひげを生やし白い服を着た老人が現れて、仏像を修正するために彼らを導きました。したがって、今日まで、守護霊たちが人間に化けて、ワット・インのこの美しい仏像の作成を助けたと信じられています。

4. マハ・ミャット・ムニ寺院
Maha Myat Muni Temple

マハ・ミャット・ムニ寺院は、ワット プラ・サオ・ルアンとも知られています。壁と天井が金ぱくで豪華に装飾された古典的なタイ様式のワット(仏教寺院)で、シャン州の主要な仏教名所の一つです。ロータリー交差点の中央に位置し、マンダレーで最も有名なオリジナルのマハムニ仏像を模倣して鋳造された黄金の仏像が祀られています。仏像は、100年ほど前に当時のソーブワー(君主)サオ・コーン・チャオ・インタレン氏によって委託され、1921年にマンダレーにて鋳造され、その後牛車によってシャンの山々を介して運ばれ、イカダに乗せられてサルウィン川を越え、はるばるケントンまで搬送されたのです。 その道のりは700km以上。奉納は1926年。

5. ワット ホーコーン寺院
Wat Ho Khone

ワット ホーコーンは、有名なマハ・ミャット・ムニ寺院の向かいにある寺院と僧院です。タイ風のワットは、歴史を650年も遡り14世紀のシャン族・チェンマイ王朝時代からの名残りがあると言われます。開創は1369年。ホーコーンの寺院の礼拝堂に入ると、雰囲気は静かで穏やかです。シンプルなチーク材の建物の構造で、壁と天井に美しい落ち着いた色の金ぱくが塗られています。ここの僧院で暮らす小僧たちはキュートでフレンドリーでした。

6. ケントン藩王の墓地
Mausoleums of the Keng Tung Kings

13世紀にチェンマイのシャン族・ラーンナー王国マンラーイ王がこの地を征服し、王子と僧侶を派遣してケントンを支配させ、城塞都市を築きあげました。それ以降マンラーイ王の子孫らはソーボワ(天の君主)として代々ケントン藩を世襲統治してきました。時によっては、ラーンナー、ビルマ、中国などに朝貢しながら、1962年までマンラーイ王の直系子孫による統治が存続したのです。この墓地には、ケントンの38代目藩王サオ・マハ・カーナン(Sao Maha Hkanan)から、45代目の最後の藩王サオ・サイ・ロン (Sao Sai Long) までの、歴代のソーボワたちが眠っています。ケントン藩王の墓8基のうち、最大のものは43代目のサオ・コン・チャオ・インタレン (Sao Kaung Kaio Intaleng)藩王のものです。王は38年間在位し、1935年に亡くなりました。

ヤットームー釈迦立像

7. ヤットームー釈迦立像
Yat Taw Mu Standing-Buddha

このお釈迦様の立像(Yat Taw Mu Standing-Buddha)は、ノントゥン湖(Naung Tong Lake)に向かって手を差し伸べ、指を差しています。湖を見下ろすソムサック・ヒルに立っています。その儀式名は「ケマラッタ予言ムドラー仏像」。高さ20メートルの仏像は、ケントンの特徴的なランドマークの1つであり、1997年にテインセイン将軍によって委託されたものです。1997年にテインセイン将軍から委任されました。テインセイン氏は当時この地域の司令官であり、後にミャンマーの大統領になりました。この場所は、1995年に小さな仏像等が発掘された仏教遺跡といわれる土地です。ケントンの起源の伝説によると、かつて釈迦と彼の弟子49人はこのソムサック・ヒルを訪れ、将来この地域にある町が栄えるだろうと予言したのです。

8. ケントン民族博物館
Keng Tung Culture Museum

ソムサック・ヒルのヤットームー釈迦立像(Yat Taw Mu Standing-Buddha)のすぐ近くにあるこの民族博物館では、東シャン州に住んでいる少数民族の衣装に加え、ミャンマー全国にいる民族の伝統的な衣装も展示されています。
歴代のシャン藩王たちが好んで愛用した漆器、伝統的な楽器、Pe-Sar(ヤシの葉に鉄筆で文書を書いたもの)やParabaik(シャンの紙に文書が書かれた折り畳み本)なども展示されています。最も注目すべき展示品は、1994年~1995年にソムサック・ヒルで発掘された多くの塼仏(せんぶつ:レリーフ形式をした素焼きの仏像)です。

9. ケントン ブッダ・パーク & 釈迦坐像
Keng Tung Buddha Park and Sitting-Buddha

ケントンの町から東へ約21km に位置するパンクウェ村(Pan Kwai Village)の近くにあります。ケントンとタチレクの間を結ぶ主要道路のそばにあるので便利です。庭園の入り口の大きな広場には、巨大な釈迦坐像が見られます。その儀式名は「アバーヤ(施無畏印)ラザムニ大仏」。仏像の高さが22m、その下の蓮華座が約2m、その下の台座が約4m。ブッダ・パーク(Buddha Park)全体には、多くのプラザ、コーナー、フラワーガーデン、詩の記念碑、その他の仏像が数多く配置されています。巡礼者や、訪問者が瞑想、見学、散歩等を楽しめるように作られています。

10. ローマ・カトリック・ミッション
Roman Catholic Mission

カトリック・ミッションによる東シャン州地域での先駆的な宣教活動は、イギリス植民地時代の1912年頃からイタリアの宣教師たちによって始められました。それ以来、ハンセン病患者のコロニーや孤児院の運営等、医療奉仕や人道支援を提供することに加えて、山岳民族の人々に教育を提供してきました。ローマ・カトリック・ミッション(Roman Catholic Mission)の敷地内には、一世紀前の英国植民地時代の美しい建物がいくつか残っています。ミッションは、ノントゥン湖を見下ろすソムサック・ヒルにあるヤットームー釈迦立像の背後にあります。

11. パーデイン古城門
Pa Daeng City Gate

ケントンの王たちは何世代にもわたってこの地方を支配し、ソーボワ(天の君主)として君臨しました。「トンの城壁都市」を意味するケントンは、1243年に君臨した最初のシャンのソーボワ、マン・クン(Mang Kun)の治世後に、強力な要塞都市として作り上げられ、空堀とレンガの壁が町を囲んでいました。高さ3mの壁は町の周囲約8 kmを囲んでいます。壁の中には9つの池/湖があり、豊富な水が都市に提供されていました。1819年から、38番目ソーボワであるサオ・マハ・カーナン(Sao Maha Hkanan) は、城壁の改修と12の城門の建設を開始しました。パーデイン城門(Pa Daeng Gate)は1833年に完成されたものです。今日では、古代の城壁と城門の一部分しか残っていません。12の城門のうち、パーデイン城門のみが完全なままです。

12. ローンツリーヒル公園
Lone Tree Hill Park

カケントンの中央市場の南にあるソンモアン・ヒル(Som Moan Hill)にある公園です。そこには巨大な樹が独りでそびえたち、Lone Tree Hill (独りぽっちの木の丘)と呼ばれ、町の人々に親しまれています。伝説によれば、9代目ソーボワ(藩王)であるサオ・セッ・パン・トゥ(Sao Sit Pan Tu)が三人兄弟の絆の証として、1386年に植えたものです。木の種類はKanyin Phyu (フタバガキ) で、高さ約70m、根の周囲は12m。伝説の通りであれば、樹齢は600年以上となります。丘から見るケントンのパノラマビューは幻想的ですが、日が沈むころに眺めると一層魅惑的です。

ヤットームー釈迦立像

13. ケントン滝
Keng Tung Waterfall

高さ33mのケントン滝(Keng Tung Waterfall)は、ケントンの町から北西約24kmのホヤン村 (Hoyang Village) の近くにあります。ここでは滝つぼ近くで遊んだり、写真を撮ったり、ピクニックで楽しんだりします。この場所一帯は山の斜面にあり、展望台からの眺めは壮観です。緩やかに傾斜した広い棚田と、そこを通り抜いて行く未舗装の道路、そして、遠くに点在するの村々を包む木々、またケントン盆地の向こうに連なる山々とその下に広がる田園風景が満喫できます。レストランとホテルが整備され、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。

14. セントラル市場
Central Market

ケントンのセントラル市場には、さまざまな音と匂いが交差するスポットです。にぎやかな雰囲気に浸り、ナマの日常生活の中でたくましく生きる人々を見るだけでも十分に楽しめる場所です。人々は友好的で、笑顔を返してくれます。素晴らしい写真撮影のスポットでもあります。ミャンマーで最も魅力的な市場の1つです。

15. ナウンギン村
Naung Nguin Village

ケントンの北東、モンラーMong Laに行く途中、ケントンの町から車で20分ほどのところにあります。170年の歴史のある村です。村にある僧院には160年前の石文が残されています。民家は118軒あり、人口は約500人です。村には主にタイ・ヌー族Tai-Nuが住んでいます。昔ながらの伝統家屋が残ることで、観光客にとって人気のスポットとなっています。

16. モン・ノアン・ニー寺院
Mong Noan Hnee Temple

モンカッから15 kmのパカン村(Pa Kan Village)にあるモン・ノアン・ニー寺院(Mong Noan Hnee Temple)には、地元のゴン・シャン語で「パーチャウ・インサン(Pa Kyauk In San)」と呼ばれる仏像が祀られています。伝説によれば、村の精霊たち(ナッ神)によって竹の仏像が編まれて出来上がりました。寺院はその後、1339年に村人たちによってに建てられました。今日は、毎年11月の満月の頃に、村の人々によって寺院の祭りが開催され、観光客も参加できます。モンカッはケントン北へ80kmの所に位置し、外国人観光客の日帰りツアーが許可されています。

17. ロイムウェ・ヒルステーション
Loi Mwe Hill Station

ケントンから東へ28 kmに位置するロイムウェ(Loi-Mwe)は、イギリスの植民地時代(1897-1948年)に地区コミッショナーの駐屯地でした。ロイムウェは「霧の山」を意味し、海抜1600〜1900mの高原地帯にある場所です。昔は今よりも夏でも涼しく、冬には雪が降ったとも言われています。植民地時代の名残はレンガ造りの素敵な教会や古い建物に現れています。ミャンマーが歩んだ植民地時代の歴史と当時のコロニアル建造物に興味があるなら、新鮮な山の空気を吸いながらこの古いヒルステーションを楽しむことができるでしょう。美しいカトリック教会は現在も使用されています。訪れるなら、敬虔なアカ族のシスターの祈りの時を垣間見ることができるかも知れません。2月に訪れ、ロイムウェ湖の周りの桜の花が咲いていれば、ラッキー。ロイムウェの主な魅力は、松の木が点在する乾燥した山林と、少数民族の村の棚田が見える道中の風景でしょう。この地域は現在、野生動物や多くの在来種のランの花の生息地であると言われているロイムウェ保護区の一部となっています。

18. 五日市(朝市)
Morning Markets

シャン州の各地では、5日ごとに開かれる「五日市」伝統がまだ続いています。ケントン周辺にも、市が行われる幾つかの村があり、毎朝順番に市が開かれます。その日に、その村が周りの山々からの少数民族の人々で賑わいます。これらの朝市には、近くの村々から多様な民族の人々が集まって来ます。山やジャングルで採れた産物を売り、そのお金で塩、石鹸、ハリガネなどを買い山に戻っていきます。ここでは、みんなタイ・クゥン語を商用語として話します。ケントン盆地の朝市は、セントラル市場、Kat-Tauk、Kat-Htike、Kat-Phat、Kat-Poneで開かれます。

19. 漆細工工房
Traditional Lacquerware Shop

ケントン漆器の伝統的な工芸品は、昔から受け継がれてきた方法であると言われています。高品質の漆は、樹齢10年以上のティッツィの木からのみ採取された樹脂から作ることができます。ケントン代々のソーボワ(藩王)たちは日常生活で漆器を大切にしていました。ソーボワの時代から5世代にわたって続いているシャン族(タイ・クゥン)の家族経営の漆器細工の工房兼お店「U Mu Ling Ta」があります。この業種の唯一生き残っている工房とお店です。ここで造られた、美しい光沢のある黒をベースに金色等の模様が施された、漆器を販売。約10米ドルから始まる高品質の製品を購入する他に、幸運な観光客は生産プロセスを覗くことができます。またお店では、シャン民族の豪華な刀や小ナイフの他に、ブレスレット、指輪、イヤリングなど、シャンの伝統的な銀の器や装飾品も展示・販売しています。

お土産屋

U Mu Ling Ta (Shan Traditional Lacquerware Workshop and Sales Center) No 25, Soam Moan Block, Tachi Leik Road
TEL: 202-2611
Line: +95-92-5430-4645.
KBT Shan Traditional Dress and Souvenir Shop No. 174, Pa Daeng Quarter (2)
Facebook: KBT Souvenir Shop,
Line: 095-9-524-1938
Line ID:@oonkham
Viber: +95-9-524-1938
TEL: +95-842-2507/+95-9-3200-6420